これまで地方の都市部から車で約1時間程離れた郡部の地域で、この30年来小中学生対象の学習塾を経営しています。
小学校は町内に5校、中学校は1校あります。当塾は町の中心部にあり、他に個人経営による学習塾がひとつあります。
町の面積は比較的大きく小学校は各地域に点在しているのですが、当学習塾は町の中心部にあるため、保護者に自動車で送迎していただきながら町内の各地区から塾生が集まってきています。
この20年くらいで小中学生の子どもを持つ働き盛り世代の人口は都市部や近郊の新興住宅地に流出する傾向が増しており、近年塾生も減少傾向にありました。
また、より都市部に近い大手系列の学習塾に通わせようとする保護者も多く、それらの学習塾との差別化も課題となっておりました。
そこで考えたついたのが、グラスベネッセフランチャイズに参画することでした。
当塾が長年積み重ねてきた地域に根ざした指導実績と、これまで蓄積してきた地元の小中学校の指導内容の情報に加え、ベネッセが持つノウハウを融合をさせれば、保護者が求めるより質の高い教育サービスを提供することができるのではと思い付いたのです。
グラスベネッセフランチャイズが持つ主な特徴は、タブレットを使い、リアルタイムに塾生ごとの家庭における学習進捗状況を把握できることです。
塾生は各学年ごとに5~10名程が在籍していますが、得意科目や全体的な学力にばらつきがある一方、少人数のため学力に基づくクラス分けが難しいという課題があります。
そこで、主に学校で学ぶ基礎的な事項は学年全体で学び、家庭学習においてはベネッセのカリキュラムに基づく学習メニューを塾生それぞれの学力に応じて与え、家庭学習の進捗状況をタブレットを活用しリアルタイムでチェックしています。
また、児童生徒の学習において「つまづき」をきめ細かく確認することができ、必要なタイミングに応じた課題の追加変更も可能なので、まるで常にお互いに対面しながら指導できるような体制を構築することができています。
そのやりとりの成果を次回の塾での個別指導時間において改めて確認することができ、以前よりも生徒との信頼関係を築くことができるようになりました。
最近は定期的に開催している保護者との懇談会でも当塾の方針を評価していただく声が多く、おかげさまで塾生も口コミにより増加傾向とあり、塾の収益面でも以前よりも増して稼ぐことができています。